aedの知識をたくさんの人が持つことが大切です

aedとは自動体外式除細動器の略です。心肺停止状態になった人の蘇生に使用します。一般の人でも使用が認められているので、街中の色々なところに設置されています。心肺停止状態になった人には救急車がくる前にaedを使用して蘇生すると、救命率が大変向上します。このため、aedを街中にたくさん設置して多くの人が使い方の知識を持つことが大切です。
aedは素人でも簡単に使えるように開発された心臓に電気ショックを与える機械です。素人が電気ショックを与えるなんて驚かれたり怖かったりするかもしれませんが、aedの機械の指示どうりにすればあとは機械が電気ショックを与えるかどうか判断しますので怖がることはありません。もし必要なときがあれば恐れず使いましょう。
 ◇大通・札幌駅前両地区、回遊性向上で
 札幌市中心部を南北に貫く札幌駅前通の真下に地下歩行空間が3月12日に開通してから、まもなく2カ月を迎える。東日本大震災の影響でイベントは中止され、自粛ムードによる消費低迷が影を落としたが、利用者は当初予想を大幅に上回る。地下で結ばれた大通地区と札幌駅前の両地区では、集客アップにつながるなど経済効果も出ている。一方で、利用者から「出口が分からない」との苦情が出ているほか、地上の既存店の売り上げ減という課題も浮上している。【吉井理記、中川紗矢子】
 ◇「波が変わる」
 「効果は大きい。『波』が変わるかもしれない」。4月に札幌丸井今井と札幌三越が統合して発足した「札幌丸井三越」の広報担当者の鼻息は荒い。
 ともに大通地区の百貨店だが、景気の低迷に加え、JR札幌駅に札幌大丸が開店して以降、売り上げは前年割れが続いた。しかし、歩行空間の開通以降の客足は好調だ。4月入店者数は両店合わせて前年同月比で10%近く上向いた。
 広報担当者は「震災による消費マインドの冷え込みで売り上げの大幅増には至っていない」としながらも「閑散としていた(大通地区地下街の)ポールタウンやオーロラタウンにも人が流れてきており、駅前一辺倒だった最近の消費トレンドが変わる契機になる」とみる。
 札幌市都心まちづくり推進室によると、開通2週間後の日曜(3月27日)の通行量は7万8200人で、月曜(同28日)は8万7700人。当初見込みの平均4万人を大きく上回る。
 オーロラタウンのレストラン店長は「人通りは2倍以上。売り上げも2割アップしており、歩行空間が大通、駅前両地区の回遊性を向上させた。震災による観光客減が回復すれば、さらに経済効果が上がる」と期待を寄せる。一方、駅前地区の札幌大丸の広報担当者も「当初は客足減も予想されたが、地下街からの来店者が大幅に増えた」と話す。
 ◇空白地帯も
 両地区に挟まれた地上の小売店では、売り上げの減少を嘆く声があふれている。
 地下歩行空間沿いのビル地下にある薬局チェーン「アインズ&トルペ」の「地下街店」は開通以降の売り上げが3割以上アップ。これに対し、地上の駅前通沿いにある札幌店は2〜3割ほど落ち込んだ。札幌店の店長は「晴れでも地上の人通りがぱったり少なくなった。一時的な現象であることを祈るばかり」と表情を曇らせる。
 駅前通沿いの老舗書店「アテネ書房駅前支店」も同様で、売り上げは開通前の7割ほどに減少した。通りがかりに立ち寄る客がほとんどいなくなったといい、中津川操副店長は「想像以上に深刻で、地上は『空白地帯』になってしまった。個人の力ではどうにもならない。行政などが従来の地上店に悪影響が出ないように動いてほしい」と要望する。
 歩行空間を管理する「札幌駅前通まちづくり株式会社」の越山元社長は「エスカレーターの設置などで地上との行き来を良くするとともに、出入り口の標識を見直し、地上にどんな店があるのかを細かく示して、地上店への客足も増やしたい」と話している。
 ◇どこが出口?
 利用者から市に寄せられる苦情で多いのは「出口がよく分からない」という声。歩行空間のどの位置が、地上のどのビルとつながっているのかが分かりにくいためだ。
 出入り口の階段エリアまで行けば詳細な位置関係を示す表示があるが、歩行空間はあくまで道路という位置付け。札幌駅前通まちづくりの白鳥健志・総務部長は「歩行空間の表示は道路標示と同じ。店の名前は書けない」と説明する。
 出口の分かりにくさは地上店にも影響を及ぼす。白鳥部長は「歩行者に上のことが分からないのは、地上店にとっては悲劇的。地下と地上が一体化している方がいい」と話し、打開策として歩行空間への出店を挙げる。
 歩行空間には、貸し出しエリア(24平方メートル)が18コマあり、平日4800円(土日祝日は7200円)で出店できる。稼働率は、3月が平日で44%、4月が平日で27%。ここに地上店がアンテナショップを出せば、客を地下から地上に誘導できるという狙いだ。
 ただし、この販売方法にも、見た目の問題から賛否両論があり、今後、色やデザインを統一したワゴンによる積極的出店を検討している。
 ◇「これからも利用したい」92%−−利用者アンケ
 毎日新聞は4月下旬〜5月上旬に、地下歩行空間利用者100人にアンケートを実施した。92%が「これからも利用したい」と回答。歩行空間ができたことで行く機会が増えたエリアは、大通地区が38・7%で最も多く、札幌駅の地下街(32・3%)、札幌駅と大通公園の間の地区(25%)が続いた。
 「地下歩道に何があるといいか」との問いには、飲食店(33・3%)▽無料の休憩スペース(24・3%)▽小売店(14・8%)との回答が多かった。
 改善してほしい点は、(1)「現在地や出口の表示が分かりにくい」が32・9%(2)「照明が暗い」(21・2%)(3)「人の流れが速くて(多くて)危ない」(18・8%)−−の順。照明への不満は震災後、節電で明るさを減らしていたためとみられる。
 このほか、改善してほしい点として、「チープな露店がいかにもみすぼらしい。おしゃれな札幌のイメージダウンになる」(60代男性会社員)▽「古着販売などは観光客も通るのでやめてほしい」(40代女性会社員)▽「距離が長く感じるので、もう少し歩いて楽しめるものがほしい」(20代男性会社員)など、店舗に関する声が目立った。

5月8日朝刊

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